【メニュー紹介 マトンキーマビリヤニ】

これから4話にわたり、ジョニーこだわりのビリヤニを詳しく説明していきます。第3話は「マトンキーマビリヤニ」

マトンキーマビリヤニ

インドでも珍しい(?)、ひき肉のビリヤニ

このビリヤニが初めて登場したのは2019年6月の百万石祭りのスペシャルメニューでした。金沢らしい食材などを使う予定でしたが、時季外れのものが多く断念。悩みに悩んで今までに食べたビリヤニのデータの中から、一番変わったものを出そうと考えました。

それは2013年ビリヤニ探求の旅の途中、コルカタで出会ったものでした。町の人に声をかけておいしいビリヤニ屋を教えてもらい、リキシャでお店に向かいました。ほかのお店もハシゴしていたので、テイクアウト。

ひとつはコルカタ定番、ジャガイモの入ったマトンビリヤニだったのですが、もうひとつは開けてびっくり、ひき肉の入ったビリヤニだったのです。あまりに珍しく写真を撮るのも忘れて無我夢中で食べてしまいました。食べかけでわかりにくいですが、左がひき肉のビリヤニ、右がマトンビリヤニ。

それを思い出し試作してみたところ、想像以上の旨さでした。これを食べた皆様もお分かりのように一口ごとにお肉が食べられるので口の中が幸せなことになります。塊肉よりも肉汁が流出してお米に味が染みるのでお米もおいしい、奇跡的なビリヤニなのです。

これは一回限りの限定メニューにするのは惜しいので、即レギュラーメニューに加わりました。その後、青唐辛子の量を増やし、スパイスのバランスを微調整して今の味になりました。

さて、このマトンキーマビリヤニ、実は最近私の勘違いだったことが発覚しました。実際に私が食べたのは「マトンコフタ」(羊肉の肉団子)のビリヤニだったのです。これはこれで珍しいのですが、肉団子の大きさがビー玉くらいだったので、粗挽肉のビリヤニだと思ったのでしょう。ちゃんと食べる前に写真を撮っていればあとでコフタって気づけたのに(笑)

・Royal Indian Restaurant

https://www.zomato.com/kolkata/royal-indian-restaurant-park-circus-area

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