店名の由来について

ジョニーって誰だよ?
皆さんそう思っているのではないかと思います。これは、私がバックパッカーとして海外を旅行しているときについたイングリッシュネームです。なかなか日本人の名前って覚えてもらえないんですよね…。

その時たまたまバンコクで買ったTシャツを着ていて、それがウィスキーのジョニーウォーカーをもじった物だったので、その日からジョニーと呼ばれるようになりました。

さて、バックパッカーとしてインドを回っていた私はある日運命的な出会いを果たします。当時ビリヤニ協会を率いていた大澤とビリヤニ太郎にデリーのゲストハウスで出会ったのです。

彼らはゲストハウスでビリヤニ、ビリヤニと叫んでいて、なんだコイツらと思ったらビリヤニを食わせてくれました。

もともと私は某外国語大学でインド・パキスタンの言語について専攻していたので、ビリヤニのことは知っていましたが、ここまでカレーではなくビリヤニにハマる連中は珍しいなと思いました。

 

そんな彼らと2012年5月、東京の世田谷区は経堂にて日本初のビリヤニ専門店「ビリヤニマサラ」を始めたのでした。この店はかなり実験的な店だったので、1年たたずに閉店になりました(シェフ4人の味の方向性の違いという噂)。

当時日本のインド系料理屋でまともなビリヤニを提供している店はほとんどなく、八潮や池袋の店(今思えば割と怪しい)を除いてカレーと米をチャーハンのように炒めたものばかりでした。それに憤慨した元会長(大澤)が中心となって「世界三大炊き込みご飯のビリヤニ」として活動を開始したのでした。

一緒に活動した彼らは今、ビリヤニが主食のシェアハウスを運営していたり、日本各地でビリヤニ教室を開催していたりビリヤニの周知活動をしています。

そして私はビリヤニよりも旅に重きをおき、しばらくゲストハウスに勤めながら旅に出たり旅人を迎え入れたりしていましたが、機は熟したと思いここにビリヤニ専門店を作ろうと思った次第です。

ビリヤニという料理は、だれを真似たのかインド人並みにこだわりの強い人が日本人にも多く、そんなこだわりの強い人にも「これが俺のビリヤニだ!」と言い切るために「ジョニーのビリヤニ」という名前にしました。